ほとんど男性とつきあったことがなく、38歳になってしまいました。
私は明るく人を笑わせる性格で、人の友だちも多く、おつきあいする機会がなかったわけではありません。
でも、好きになるのは既婚者ばかり。
適齢期も過ぎ、友だちの紹介で男性に逢ったりもするのですが、どうしても無理している自分がおり、なかなか先に進めない状態です。
2年前に会社の同僚を好きになりましたが、やはり既婚者。
先がないのは分かっていますが、毎日顔を合わせていると想いが募るばかりで、自己嫌悪に陥ります。
こんな私は、これから結婚できるのでしょうか?
のこ/女性/38歳
結婚したいと思って本気で行動したら、必ずできる
栗原 達也
「新宿の母」栗原すみ子の息子として生まれる。
様々な波乱万丈の人生と、磨き抜かれた観察眼で天性の占いの才能を発揮し、悩める人々の未来を指し示す。
のこさんにまず言いたいのは、「精神的・身体的に健康ならば、結婚できない人はいない」ということ。
ましてや、のこさんはまだ38歳。結婚したいと思って本気で行動したら、必ずできるよ。
出産についても、もちろん個人差はあるだろうが、今の時代、初産でも45歳くらいまでは産めると言っていいだろうというのが、僕がこれまで鑑定してきた実感だ。
だから、のこさんが結婚したいと真剣に望むなら、あとは、結婚に向けて行動するだけだよ。
既婚者ばかりを好きになってしまうというのはたしかにやっかいではあるけれど、それでも前へ進む方法はあるからね。
楽しませてくれる男性によい印象を持つのは当然
ただ、のこさんが既婚者の方に心が惹かれがちになってしまう理由は、知っておいた方がいいだろう。
その理由とは、結婚している男性というのはある程度女性に慣れていて、気持ちに余裕があるので、実際以上によく見えてしまうということ。
彼らは女性に対して壁をつくらず自然な雰囲気だから、のこさんは一緒にいてリラックスでき、安心して楽しめるんじゃないかな。
楽しませてくれる男性によい印象を持つのは当然だね。
それに対して、独身の男性というのは、必要以上に女性を意識しすぎてしまうところがあるから、会話も緊張してぎこちないことが多い。
そうすると、女性の方も身構えてしまい、あまり楽しめない。
場合によっては、気持ち悪いと感じられることさえあるかもしれない。
だが、そういったことも考慮に入れたうえで判断するのが、「男性を見る目を持つ」ということだから、
そういう意味で言うと、残念ながら、のこさんは男性を見る目があまりないといえるかもしれないね。
穏やかな出逢いが必ずくる
そういったことを踏まえて考えると、のこさんは、お見合いをどんどんしていくのが向いていると思うよ。
もちろん、お見合いをはじめたからといって、すぐに素敵な男性に出逢えるというわけにはいかないだろう。
それに正直、お見合いをする男性のなかには変わった人がよくいるのも否定できない。
だが、真面目な人も多いんだ。そういう男性は、1回逢っただけでは地味でおもしろくない印象を受けるかもしれないけれど、
何回か逢って話しているうちに楽しく感じるようになったり、安心感を覚えたり、意外な魅力を発見することだって大いにありうる。
のこさんは、そういう人と一緒になった方がいいんじゃないかな。
お見合いの数をたくさんこなしていけば、そんな穏やかな出逢いが必ずくるはずだよ。
今想いを寄せている同僚の男性と比べないようにすること
ただ、そのとき気をつけてほしいのが、お見合い相手を、のこさんが今想いを寄せている同僚の男性と比べないようにすること。
なぜなら、好きな人のことはひいき目に見てしまうものだから、比べたらどうしたって、お見合い相手の方が見劣りすることになるだろう。
そうすると、せっかくいい出逢いがあっても、のこさんは見逃してしまうかもしれない。
だから、今現在の恋心と、お見合い相手を見る目とはしっかり分けていこうね。
自分がどんな結婚生活やパートナーシップを望んでいるのか、本質的なところをよく考えて見極めることが大切だよ。
そして、自分のことを「こんな私」なんて言わないで、どうどうと自信を持っていこう。
明るく人を笑わせる性格なんて、のこさんは素敵な魅力を持っているじゃないか。
生まれ持ったその明るさがあれば、必ずしあわせな未来を切りひらいていけるはずだよ。頑張ろうね。