三角関係で別れるべきか迷っています。
私のつきあっている彼と、その彼の公認の彼女は私の部下です。
私は以前、彼の強引な誘惑に負けてしまいました。
そのときは、私も彼に利用価値 があるという打算があったので、しばらくは彼の望みにこたえました。
ですが、最近は彼を大好きになり、彼が公認の彼女と一緒に行動することに嫉妬してしまいます。
いったん、私から別れたのですが、現在は復活し、月2回ほど秘密の逢瀬を楽しんでいます。
ですが、彼は彼女優先です。現状の不満を彼に話すと、はぐらかされ「干渉するな」と嫌がります。
仕事でふたりともからんでいるということもあり、泥沼状態に悩んでいます。
私の希望は彼女と肉体関係が終わっていればこのままガマンしますが、それは確かめることができませんし……。
私のワガママなのでしょうか?
彼はどちらにも離れてほしくないようです。
ゆみさん/女性/61歳
別れるか、セカンドとしてつき合い続ける以外に道はない
栗原 達也
「新宿の母」栗原すみ子の息子として生まれる。
様々な波乱万丈の人生と、磨き抜かれた観察眼で天性の占いの才能を発揮し、悩める人々の未来を指し示す。
人生は選択の連続で、ふたつにひとつの道しか選べないんだね。
ゆみさんの場合、彼と別れるか、セカンドとしてつき合い続けるか、このどちらかの選択以外に道はありません。
ゆみさんも自分でわかっているからこそ「私のワガママでしょうか?」という言葉が出てくるんだろうけど、大前提として彼には本命の女性がいるわけです。
ゆみさんは言ってみればセカンドという立場なんだね。
彼が「干渉するな」と嫌がるのも当然で一番好きな彼女と、それ以外の女性との間に差がつくのは当たり前、
本命の恋人を優先するなと言うほうがムリな話……。
そもそも、ゆみさんは恋人がいることを承知のうえで彼と逢瀬を楽しんでいるわけだから、
彼とつき合い続けていきたいのなら今の状態を受け入れるしかありません。
月に2回しかない大切な時間を嫉妬で台無しにするのは、もったいない
「彼はどちらにも離れてほしくないようです」って書いてあるように、本命の彼女とセカンドのゆみさんがいるこのスタイルを変えたくないわけです。
もちろん、この男性のやっていることは、けっしてほめられるようなことじゃないし、とっとと別れるに越したことはないんだけど、ゆみさんは別れたくないんだよね?
だったら、本命の彼女のことには目をつぶって、月に2回の逢瀬を楽しむしかないと思うよ。
月に2回しかない大切な時間を嫉妬で台無しにするのは、もったいないんじゃないのかな。
別れたからといって、ふたりに対する嫉妬心はなくならないはず
いずれにしても、彼と別れるか、セカンドとしてつき合うか、選択肢はこのふたつのうちのどちらかしかありません。
残念ながら、一対一でゆみさんと彼だけがつき合うという道はないんだね。
本命の彼女と別れれば話は違ってくるのかもしれないけど、今のところ彼とつき合うならセカンドの立場を受け入れるしかない……。
そもそも、ゆみさんが大好きな彼と別れたからといって、ふたりに対する嫉妬心はなくならないはずです。
職場で毎日顔を合わせるわけだから結局、彼と彼女の仲を見せつけられ、イヤな思いをするんじゃないのかな。
もちろん、どうしても三角関係がガマンできないんだったら別れたほうがいいけど、彼を大好きになってしまった以上、それもムリなんだろうと思います。
それなら、腹をくくって今まで通りに月2回のふたりだけの時間を楽しみつつ、彼と本命の彼女との様子をうかがっていったらどうだろう?
彼を思い切れない以上は、このままセカンドとして交際していくしかないでしょう。