大好きなのに結婚してくれない彼のことを考えると別れた方が良い気がしてくる…。
ついこの間まで私がそれでした。
記念日やイベントの度にプロポーズを期待して、彼は精一杯祝ってくれているのに結婚できないという想いから素直に喜べず心が疲れてしまっていました。
けれど、先日意外な方法でめでたく結婚することができたんです。
年齢的にも交際期間的にも結婚したい
あの当時わたしは30歳。23歳から7年付き合った彼氏がいました。
付き合って3年目あたりから私は結婚を意識し始めたのですが、彼はまったくその気無し…。
大好きな気持ちには変わりないので「別れる」という選択も辛く、また同時進行で結婚してくれる相手を探すのも裏切りのような気がして出来ないまま、ズルズルと7年がたってしまっていました。
こちらからハッキリ迫るのも重たく思われるかと、時々さりげなく
「子供ができたら名前は何がいい？」
であるとか、デートの最中に通りがかった結婚式場を見て
「あの式場綺麗だね素敵」
などと言ってみたのですが、私気持ちを知ってか知らずか、いつもなんとなくかわされていました。
結婚式なんてお金の無駄と言われた
そんな日々を続けていると、ある日すごく豪華な結婚式を紹介しているテレビ番組がたまたま流れていたんです。
それを見ていた彼氏が一言
「結婚式なんて金の無駄だよねｗ」
彼と結婚さえできれば式は別にどちらでもいいかなと思っていたのですが、私の
「彼と結婚してずっと一緒にいたい」
という気持ちですら無駄だと言われた気がして…。
いつもおうちデートの時は私が夕飯を作って一緒に食べてから帰っていたのに、
その日は悲しみでいたたまれず、まだ昼間にもかかわらず帰ることにしました。
彼は急に不機嫌そうに帰る私にピンときていないようで追いかけてもきませんでしたし、それが更にむなしくて悲しくて、帰り道の途中で涙がこぼれました。
結婚してくれない彼と別れる背中を押してほしくて
家に帰ってから、ベッドに突っ伏した私はいろいろ考えました。
私ももう30歳。結婚する気のない彼と付き合って若さを犠牲にし続けていいのか…。
周りの友達も20代の頃から付き合った彼氏とほとんど当然のように結婚しています。
一方で、長年の付き合いで気を遣わず自然な関係でいられるのは彼以外にいませんでした。笑顔も優しいところも大好きです。
しかし、こうしていてもズルズルと続いてきた7年間と同じだ！！
と思った私は、背中を押してほしくて占いをしてみたんです。
こんな状態でうまくいくはずもなく、当然結果は彼以外の人を見つけることだと思いました。
いえ、そう言って欲しかったんです。
辛いけれど、それくらい私は結婚してくれない彼に疲れていました。
しかし結果は…
あなた、もうすぐ結婚しますよ…子供がみえる
結婚の気配すらないのにそんなわけありません。
あーまた無駄なことをしてしまった、とまたベッドに突っ伏したのも束の間。
私が急に帰ったのをようやく不安に思ったのか、彼からの着信音が鳴ったんです。
通話でもなくメッセージだけのやりとりで、どうした？何か俺しちゃった？と言っている彼。
しかしそれも、私が完全に不機嫌な一言だけのメッセージを返していると返信がなくなりました。
あーあ。
相手も怒らせちゃったしとうとう終わりかな、なんて思って
そこからは、普段よりがむしゃらに仕事に励みました。
そうして過ごすこと一週間…ある日突然インターホンが。
オートロックモニターで確認するとなんと彼が来ていたんです。
さすがに追い返すわけにもいかず部屋に入れることになってしまいました…。
どうせ未だに何がいけなかったのか彼はわかっていないだろうと思っていたのですが…
彼氏の突然のプロポーズ
「結婚してほしい」
突然の出来事に、ビックリして言葉がでませんでした。
私が怒っているから適当に言っているのかとすら思ったほどです。
でも、彼はこう続けました。
私の気持ちには気づいていたけれど、まだ収入に自信がなかったのと、周りの結婚している同僚などから鬼嫁の話なんかを聞いて躊躇していた。
けれど、今回私を失うことを考えたらもっと怖くなったと。
行き当たりばったりのプロポーズなのかと思っていたのですが、なんと指輪まで用意していました。
結婚式のことは、式に使うよりそのお金で新婚旅行を豪華にしたほうが良いかと思って言ってしまったけれど、自分だけの意見でいうことじゃなかったと反省もしていました。
そこまで聞いて私は
「もう、仕方ないな。私がいないとダメだもんね？」
と照れ隠しで言ってから指輪を受け取り、ようやく大好きな彼と結婚することができたんです。
占い通りに彼と未来の子供が
現在私は31歳も半ば。実は結婚式もあれから無事挙げることができました。
準備などで多少バタバタしたり喧嘩もしましたが、式から半年でお腹に赤ちゃんがいることもわかり、これから新しい家族も増えるのでとっても楽しみです。
もしあの時、自暴自棄になって彼と別れる選択をしていたら…この子にも会えなかったのかと思うと怖くなります。
もう少しだけ待つように背中を推してくれた先生に感謝ですね。
