私は、中学生の息子がいるシングルマザーです。
離婚から12年が過ぎ、再婚したいという気持ちは常々ありました。
その間、肉体関係を持ったことは何度かありましたが、自分から「いいな」と思う方は既婚者だったりして、ちゃんとしたおつきあいをしたことはありません。
今回好きになった方も既婚者で、子ども関係で知り合いました。お子さんはいらっしゃいません。
肉体関係を何度か持ちましたが、やはり私は再婚を望む気持ちが強く、おたがいに求めているものの違いを感じ、この関係にピリオドを打ちました。
ですが、気持ちはまだこの方にあります。
今までは、打算で結婚なんてできないと考えていた私ですが、最近は体力と気力の衰えからか、誰かに寄りかかりたいと思うようになってきました。
この方の気持ちの変化を待ちたい気持ちと、前に進みたい気持ちの間で揺れています。
けん/女性/39歳
彼の曖昧な言い方に引きずられないで
栗原 達也
「新宿の母」栗原すみ子の息子として生まれる。
様々な波乱万丈の人生と、磨き抜かれた観察眼で天性の占いの才能を発揮し、悩める人々の未来を指し示す。
けんさんは、彼との関係にピリオドを打ったと言っているけれど、
気持ちが揺れているということは、まだ本当の意味では終わりにできていないんだね。
もしかして、彼が「伴侶とうまくいっていない」とか、「離婚するかもしれない」というようなことを口にしていたことがあったのかな?
それなら、けんさんが想いを残してしまうのも分かるけれど、不倫相手に自分の家庭がうまくいっていないなどとにおわせてしまうような男は、男として情けないタイプだといえるだろう。
たとえ本当に奥さんとうまくいっていなかったとしても、不倫相手の女性にはそれを隠しておくくらいの気概がないと、離婚なんてできやしないよ。
そんな彼の曖昧な言い方に引きずられないでほしいな。
だから、今はつらいだろうが、彼のことは過去の相手だと踏ん切りをつけて、新しい気持ちで次の出逢いへ向けて一歩踏み出そう。
特にけんさんは、再婚したいという気持ちを明確に持っているのだから、これからの出逢いのなかでは、奥さんがいる男性とは深い関係にならないように気をつけること。
再婚という目的のためには、既婚者とつきあうのは時間の無駄だと思った方がいい。
条件で相手を選んだっていい
けんさんは、生まれ星からみると、一本気で真摯な心の持ち主のようだ。
だから、誰かに寄りかかりたいという気持ちでもって結婚を考えることに、無意識のうちに引け目を感じてしまっているのかもしれないね。
また、「結婚するなら好きな人とでなければならない」と思いこんでいるところもあるのではないかな?
だが、条件で相手を選んだっていいんだよ。
最初から好きでなくてもいいんだ。
そうやって選んだ相手でも、おたがいにしっかり向き合おう、大切にしていこうという気持ちを持って接していけば、それはいずれ深い愛情に育っていく。
だから、誰かに寄りかかりたいと思うこと自体には何の問題もない。
だが、奥さんのいる相手に寄りかかってはいけない。
相手の奥さんを泣かせても、けんさんは本当のしあわせは得られないよ。
これまでとは違った行動を
ただ、相談メールの内容からすると、けんさんが普段の生活のなかで出逢う男性というと、既婚者が多くなってしまうようだね。
だとしたら、お見合いをおすすめするよ。
お見合いなら、相手の経歴もはっきりしているから、素敵な人だと思ったらまた既婚者だった…なんてこともないだろう。
お見合いを仲介する会社に登録してみたり、はずかしがらずに周りに再婚したいという意思表示をしていったり、これまでとは違った行動をしてごらん。
そうやって具体的に動いていけば、おのずと未来がひらけていくはずだ。
今までとは違った出逢いを楽しみながら進んでいこうね。