結婚している相手に恋心を抱いてしまうと、苦しいものです。
相手にされないならまだしも、相手から好意を持たれ、不倫愛へと進展してしまえば、「私を一番に愛してほしい……」と想ってしまうもの。
不倫相手との結婚も、頭に浮かんでくるでしょう。
イケナイ恋だとわかっていても、止められない想い。
そこで今回は、不倫の末の結婚に潜むリスクとともに、不倫愛からの結婚を叶えるために必要な覚悟について考えてみましょう。
孤軍奮闘できますか?
不倫愛というのは、誰からも応援・協力されない恋だということを心得ておく必要があります。
道ならぬ恋ですし……。
普通の恋でも、周囲の応援や協力が成就の力になることは多々あります。
自分だけの力で恋を成就させることは、とても大変なのです。
ましてや、不倫愛からの結婚となれば成功率はぐんと低くなるでしょう。
そのことを理解していないと、不倫愛の辛さに耐えることはできません。
友情、地位、家族……失ってもいいですか?
不倫愛の末の結婚を叶えるのと引き換えに、あなたがこれまで積み重ねてきた友情や地位が消えてしまうかもしれません。
「それでも不倫愛を成就させたい」と想うほどの強い気持ちがあるかどうかがポイントです。
世間の人から非難され、白い目で見られ、仕事も失い、家族とも絶縁……なんていうシナリオが待っている可能性もあります。
それでも、相手が愛してくれればそれでいい。
不倫愛を成就させ結婚へと進んでいくためには、それくらいの覚悟が必要です。
あの人の愛は信じられますか?
不倫愛をする際に生じる不安のひとつに相手が遊びかもしれないというものがあります。
「愛している」といわれていたとしても、それは言葉だけかもと想ってしまうこともあるでしょう。
たしかに、相手が不倫関係へと踏み出した理由が「配偶者と倦怠期だから」程度の軽い気持ちで、離婚してまであなたと一緒にいたいと想っていない可能性もあります。
そういった不安はつきものですが、相手を信じられないのなら不倫愛は叶わないと心得て。
不倫愛を成就させ、結婚へと進んでいくには、不安でも相手を信じ、愛する覚悟が必要です。
自分の存在を消せますか?
好きな人と特別なつながりがあることを、周囲に示したい。
恋をすると、そんな気持ちになるものです。
それは不倫愛でも変わらないでしょう。
ですが、不倫は、絶対に周囲に知られてはいけない関係。
相手があなたにいくら「結婚しよう」と愛をささやいても、実際に配偶者と離婚をするまでは、あなたの存在を消しておく覚悟がいります。
それができなければ、あなたの存在を知った配偶者に訴えられたり、「意地でも離婚しない」といわれてしまったりして、不倫愛からの結婚の可能性がどんどん低くなってしまいます。
「離婚して」という言葉を飲み込めますか?
不倫相手と結婚したい気持ちが高まっていくと、不倫関係という現状にしびれを切らしてしまうこともあるでしょう。
そんな時、相手に「早く離婚してよ!」と迫ってしまっては、不倫愛の末の結婚は難しくなってしまうかも……。
不倫相手の立場になって考えてみましょう。
一度は結婚するほど愛した相手に、「別れてほしい」と切り出すのは勇気がいること。
タイミングだってあるでしょう。
そこをせかされてはプレッシャーです。
「自分の気持ちを分かってくれない」と、あなたへの愛が冷めてしまう危険があります。
「早く離婚して」という気持ちをぐっとこらえる忍耐力を持つ覚悟も必須です。
不倫愛からの結婚には、さまざまなリスクが伴いますが、本気で愛し合っている二人なら、そのリスクに立ち向かう覚悟ができるはずです。
ただ、幸福と引き換えに、誰かを傷つけるということも忘れないで。
謙虚さと覚悟を持って、不倫愛を育みましょう。