息子と二人暮らしをしています。
妻とは離婚をしました。
その原因は、妻の浮気です。
あろうことか、妻は浮気相手との間に妊娠まで……。
妻に浮気されるとか、こんなことが自分の身に起こるなんて、夢にも思っていませんでした。
夫である自分が妻の浮気を疑ったきっかけ
そもそも、妻は詰めが甘かったんです。
私の仕事は夜遅くに終わるので、仕事から帰ると妻は先にお風呂に入っていて、パジャマ姿で迎えることが定番でした。
ですがあるときから、家に帰るとお風呂に入っているはずのパジャマ姿の妻から香水の香りがすることがあることに気づいたのです。
出かけるときに香水を使う妻ですが、香りはあまり強いものではなく、お風呂に入れば取れてしまう程度。
「どこか出かけてた?」と尋ねても、「スーパーくらい」と言われます。
そして、お風呂に入っているはずなのに、「もう一回お風呂に入ろうかな」と言うのです。
本当は妻への浮気疑惑を晴らしたかった
「おかしい……」
浮気、という言葉が頭をよぎりましたが、信じたくない……。
妻への不倫疑惑を晴らすためにと、家にボイスレコーダーを仕込みました。
帰宅して確認すると……最悪の予感は的中。
妻と浮気相手との会話が録音されていたのです。
妻は、毎日のように浮気相手と電話をしていました。
しかも、子どもがいない昼間に、浮気相手がこの家に上がり込んでいたこともわかりました。
聞きたくもない、行為の音までばっちり録音されていました。
家じゅうを掃除したくなるくらい気持ち悪く、実際にトイレに駆け込んで吐いたほどです。
離婚を視野に探偵へ浮気調査依頼をしてみたところ……
「妻とは離婚だ」
そう思った私は、“離婚とは” について調べ始めました。
すると、浮気をしていることを証明することが必要だということ、子どもの親権は母親になる可能性が高いことを知りました。
「浮気をしている妻に子どもは渡さない、絶対」
そこで、決定的な浮気現場を押さえるために、探偵に調査を依頼しました。
妻は、私に気づかれていることも知らず、相変わらず浮気相手とよろしくやっていましたから、探偵の調査も簡単だったようです。
浮気相手を家に連れ込む瞬間の写真、ホテルに入る写真、キスをしている写真など、浮気以外の何物でもない写真がたくさん用意できました。
妻が浮気相手との子どもを妊娠する事態に……
離婚に強いという評判がある弁護士に依頼して離婚準備を始めていたある日、ボイスレコーダーに新たな録音がされていました。
妻の声で、「あなたの子を妊娠した」と……。
浮気だけではなく、浮気相手との間に子どもまで作ったのです。
しかも妻は、「産みたい」と言っていました。
「私が夫と離婚したら、産んでもいい?」
バカな奴だと思うと同時に、そんな嫁を選んで結婚した自分もバカだったと思いました。
妻の突然の行動――離婚届と子どもを置いて出ていった
数日後、仕事中に子どもから電話が。
「お母さんがいない」と言うのです。
慌てて帰ると、確かに妻はおらずテーブルに離婚届が置かれていました。
「お母さんとお父さんは離婚をする。お母さんは、ほかに好きな人ができたんだ。ごめんな」
子どもを抱きしめ、こう告げました。
その後、離婚届を出し、親権も獲得。
妻はこのとき、子どもを捨てたのです。自分の愛欲のために……。
妻から親権取り戻し申し立てからの逆転劇
その後、妻から、親権取り戻しの申し立てがありました。
あらかた、浮気相手に振られたのでしょう。
ですが、私には妻が浮気をしていた証拠があります。
満を持してその証拠を突き付け、ついでに慰謝料も請求してやりました。
私は今、シングルファザーとして頑張っています。
子どもには寂しい思い、つらい思いをさせているとは思いますが、いっぱいの愛情を注いでいます。
元妻のことは、何とも思っていません。
彼女がどうなろうと、自分には知ったこっちゃありません。
「お母さんじゃなくて、お父さんとの生活を選んでよかった」
子どもにそう思ってもらえるよう、これからも頑張っていきます。