【今回の登場人物】
- 私:34歳。会社員。結婚6年目。妻の妊娠をきっかけに不倫開始
- 妻:35歳。現在二人目の子どもを妊娠中
- 私の不倫相手:部下
現在、妻は二人目の子どもをお腹に宿しています。
本来ならとてもめでたいこと、幸せなことだと思いますが、私にとって妻の妊娠は苦痛の始まりでしかありません。
そんな身重な妻を裏切る行為、“不倫”に走ってしまった私はどんなに責められても仕方のない最低な人間だと自覚しています。
でも、不倫という形で妻から逃げたくなるくらい、私はつらかったのです。
精神的に不安定になった妻の対応に苦慮
私は34歳、妻は1つ年上、今年で結婚して6年になります。
結婚2年目に長男が産まれた直後から、「一人っ子だと寂しい思いをさせてしまうかも」と考えており、今年待望の二人目を授かりました。
妊娠自体はめでたいのですが、問題は、妻が妊娠で豹変するタイプだということ。
もともと妻は気の強いタイプな上に、妊娠で精神的に不安定になり、言葉づかいが荒くなったり、暴力的になったり……。
二人目だから、さすがに慣れて、少しは落ち着くだろうと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。
部下の女性に慰められ、つい一線を越えてしまう
私は家庭を支えるため、一生懸命に働いていますし、お酒やギャンブルなどの悪い遊びはしません。
子どもの面倒や家事も手伝ってきたし、妻が妊娠してからは、仕事から帰ってきて疲れていても、今まで以上に手伝うようにしています。
それなのに、妻は「私のつらさをあなたは分かっていない」とわめき散らし、挙げ句の果てに身の回りにあるものを投げつけてくるんです。
そうしたことが続き、ストレスが溜まっていた私は自然と癒やしを求めていたのでしょうね。
ある日、仕事の打ち上げで気の置けない同僚を前にして散々愚痴り、かなり酔っ払った私は、優しい言葉をかけてくれた部下の女性と体の関係を持ってしまいました。
一夜限りの“過ち”のはずが不倫関係に……
考えてみれば、妻の妊娠によって私は性欲を発散する手段がなくなり、そっちの面でもストレスが溜まっていました。
私から「ね、お願い」なんて声をかけたら、情緒不安定な妻の怒りは頂点に達し、殴られたり蹴られたりするだけでは済まない可能性すらあります。
その夜、久しぶりに女性の体の柔らかさや温かさに触れ、私は彼女(部下の女性)を手放したくないと思うようになったのです。
彼女は母性本能が強いタイプらしく、私を抱きしめ、優しい言葉で癒やしてくれました。
そうして不倫関係は誰にも知られることなく、続いていくことに……。
不倫が私にもたらした“心の平穏”
さすがに彼女とお泊まりデートをすることはできませんが、一週間のうち2日ほどは仕事帰りに彼女の家で過ごしたり、手料理を振る舞われたりするようになりました。
その居心地の良さと言ったら、妻が待つ家と比べるまでもなく、できることなら、ずっと一緒にいたいとさえ思うほど。
彼女が「尊敬していた人と特別な関係になれてうれしいです」なんて言うもんだから、私はますます彼女の虜になりました。
不倫を始めて以降、私は心が安定し、妻の理不尽な振る舞いにも優しく対応できるようになったので、私たち夫婦にとって不倫は決して悪いものではないのかもしれません。
もちろん、それが私の身勝手な解釈だというのは自覚しています。
私にとって不倫相手の彼女は“なくてはならない存在”
実は妻の出産予定日まで、あとわずかになっています。
子どもが生まれたら、妻は精神的に少しは落ち着くのでしょうか。
私は家事と育児で忙殺されるのでしょうか。
彼女は今までと変わらず私を愛してくれるのでしょうか――。
不安は尽きません。
でも、彼女はもはや私にとって、なくてはならない存在なので、妻や同僚にバレないように慎重に行動しながら不倫を続けていきたいと思っています。