- 私:28歳独身。動物病院勤務
- 不倫相手:42歳。勤務先で知り合った既婚者
私は28歳で独身、動物病院に勤めています。
彼氏いない歴は3年ですが、既婚者と不倫関係になって半年が経ちます。
不倫相手は、私が勤める病院に来たことがある42歳の男性。
年齢よりも若く見えるスラッとした体型、いかにも優しそうな雰囲気が印象に残っていましたが、彼(患者)を恋愛対象として見たことはありません。
それなのに、まさか不倫関係になるなんて……。
不倫恋愛のきっかけは出先での出会い
彼とは診察券や問診表のやり取りで何度か話したことがあるくらいの関係でしたが、ある日、家の近くの大型スーパーに行った時、「先日はどうも」と声をかけられたのです。
仕事中は髪を結び、マスクをしているので、プライベートの時とは雰囲気が違っているはず。
「よく気づきましたね」と私が驚くと、「お綺麗な人なのですぐに分かりました」と顔を赤くしながら言う彼。
その後、「実はうちの飼い犬、身体が弱くて体調を崩しやすいんです。急なことで困ったら相談したいので、連絡先を交換してもらえませんか?」と言われ、私は承諾しました。
「もしかして、私に気があるのかも」と感じましたが、不思議と嫌な気分ではなく、むしろ「可愛い人だなあ」と思えたのです。
いつの間にか既婚者の彼に特別な感情が……
次の日、体調不良の犬の症状について、ネットで調べればすぐ分かるような質問がLINEで届きました。
そして、私が丁寧に返信すると、「ありがとうございます」というメッセージが届く――なんてやり取りがしばらく続いた後、少しずつ私的なメッセージが増えていきました。
毎日のようにメッセージを送り合うのが普通になっていく中で、ある時、彼からメッセージが1通も来ない日がありました。
その時の喪失感と言ったら……。
飼い犬が病気や怪我をしたのかしら?
それとも、私に興味がなくなったの?
そんなことを「あれこれ」と考えていたら、彼に対して少しずつ好意を持ち始めている自分に気づきました。
翌日、彼から「昨日はバタバタしていて、連絡することができませんでした」というメッセージが届いた時は、心からホッとしたものです。
不倫デートはたくさんのやり取りを経て……
その後、彼からのメッセージの内容は少しずつ恋愛感情が見え隠れするものになっていき、1ケ月ほど経った頃、「今度お食事にでも行きませんか?」と誘われたのです。
その頃には私の中でも彼に対する好意は大きくなっていたので、「会ってもいいかな」と思いました。
初めてのデートの行き先は、隣の市にあるお洒落なフレンチのお店。
ただし、お互いが自分の車で向かい、現地で待ち合わせるというものでした。
不倫恋愛~会う時間よりも会う回数が愛情の証し
彼は自営業なので時間の融通がきく一方、顔が広いので、近所で私と会うわけにはいきません。
念には念を入れて、二人で会うなら隣の市で。
しかも別々に移動、というのが私たちのルールです。
彼には家庭があるので、長い時間会うことはできないけれど、可能な限り、毎日会う時間をつくると彼は言ってくれました。
実際、彼に特別な用事がない限り、毎日のように会っています。
時には郊外のお店で落ち合ったり、高台にある見晴らしのいいパーキングエリアで待ち合わせて、綺麗な夜空を見ながら語り合ったり……。
決して色気のあるデートばかりではありませんが、彼からは大きな愛情を感じられるので、心は十分に満たされています。
彼は既婚者だけど……ぬくもりを感じられるだけで幸せ
もちろん、時には「恋人らしいデートをしたい」と思う瞬間はあります。
誰の目も気にせず、近所にある大きな公園でピクニックをしたり、市内の映画館に一緒に行ったりしたい、というのが本音。
でも、そんなことを言っても無理なことは分かっているし、彼を困らせてしまうだけ。
今は、少しでも時間があれば毎日のように会って、彼のぬくもりを感じていたい、そう思っています。