夫が浮気していた……。
そのことを知った時、妻という立場にいる人は、やはりショックを覚えるものではないでしょうか。
よくある、ドロドロとした不倫ドラマなどを見ていても、妻が夫の浮気を知った時、夫の愛人の元へ出かけていくという描写があります。
自分が傷つくとわかっていても……。
なぜ、妻たる立場にいる人が夫の愛人に会いに行ってしまうのでしょう。
その深層心理を探ってみます。
たとえ傷つくとわかっていても~愛人が自分より年下だったケースの深層心理~
夫に愛人がいると分かったときに湧き上がってくる妻の感情。
そのうちのひとつは、愛人に向けた怒りの感情ではないでしょうか。
一体どんな女が私の夫を奪ったのだ、と。
妻の沽券をかけて調べ上げた結果、自分よりも若い女に夫が手を出したと分かった場合、妻に次の感情が芽生えます。
愛人は、夫の遊びだったと許せるような女なのか。
それとも、自分がコケにされているような気分を味わいかねないような女なのか。
そうです。確認作業のために、愛人に会いに行くのです。
しかし、会いに行ったからスッキリするのか、というと、そうでもありません。
「夫はやはり若い女がいいのか、と。まるで愛人にババアとバカにされているような気分になりました」
なんて話しながら、自分で自分の心に深い傷をつけるのです。
愛人が自分より年下だと、自分がコケにされているような気分を味わってしまう妻の心理はわかりました。
では、逆に、愛人が自分よりも年上だった場合には、どのような心理状態になるのでしょう?
たとえ傷つくとわかっていても~愛人が自分より年上だったケースの深層心理~
愛人が自分よりも年上である場合、夫が愛人に求めているものは若さ以外のものだということがわかります。
すると、若さ以外の何が夫を魅了したのか知りたくて、妻は愛人に会いに行くのです。
しかし、会いに行ったからスッキリするのか、というと、この場合もそうでもありません。
「とても落ち着いている愛人を見たことで、自分があの人を繋ぎ留められなかったのが悪い、と言われているような気持ちになって……」
そうです。妻は、愛人が自分より年上だと、愛人が年下のケースよりもさらに惨めな気持ちに陥るのです。
若さだとかの、自分では抗いようもないもの以外のところを夫が求めているとわかるからです。
愛人を傷つけるつもりで出かけて行ったのに、返り討ちにあったような状態。
そう、妻が愛人に会いに行くということは、結果的には自分で自分を傷つけてしまうことになります。
夫の浮気を知った妻が取るべき行動とは?
実際に夫に浮気をされてしまったことがわかっても、妻は愛人に会いに行かない。
どんなに興味が湧いても、愛人に会いに行ってはいけません。
特に、夫との生活をもう一度再構築したいと考えるなら、愛人に会いに行くという自分自身が傷つく行動を取るよりも、当事者の夫ときちんと話し合いをすることが肝心です。
自分自身が傷つかないためという理由もありますが、夫ともう一度やり直すためにも、愛人に会いに行くことは妻が避けるべき一番の策です。
愛人とは会わない。それは、これからの生活を守るためにも必要な約束事なのかもしれません。