どんなに仲が良い友達同士でも、ちょっとしたことをきっかけに喧嘩をしたり、場合によっては距離を置くようになったり……。
部外者からすれば、「え? そんなことで喧嘩したの?」というような出来事が原因でも、当事者にとっては大問題。
「絶対に許せない!」「顔も見たくない!」――と、絶縁状態に陥ることも珍しくありません。
では、実際にどんなことが原因で喧嘩になる場合が多いのか。
そして、うまく縁を切るにはどうすればいいのかを見ていきましょう。
友達と縁を切ることになる主な原因
友達との絶交……。友達と縁を切ることに発展するような原因とは、どのようなものがあるのでしょう?
いろいろと分析してみると、次にあげるような5つの原因が考えられます。
友達と縁を切る原因 1 :面と向かって口喧嘩をした
つまらないことで気持ちのすれ違いが起き、口喧嘩に発展。売り言葉に買い言葉でヒートアップした結果、修復可能になるのはよくあるパターンです。
友達と縁を切る原因 2 :陰で悪口を言われた
SNSで誹謗中傷されたり、陰で悪口を言われてたりしていることに気づいて大喧嘩。特に前者については、スマホやネット環境が普及した近年において増えているトラブルと言えます。
友達と縁を切る原因 3 :いいように利用された
何かと手伝ったり、お金を貸したりと世話を焼いてあげているのに、たまにこちらからお願いすると「それは無理」とつれない返事。そんな人に愛想を尽かすのは当たり前。
友達と縁を切る原因 4 :価値観が合わない
「真面目な人と大雑把な人」「時間厳守の人と遅刻魔」「インドア派とアウトドア派」など。価値観や嗜好が大きく異なっているとストレスが溜まる場面が多くなりがち。
友達と縁を切る原因 5 :嘘をつかれた
たとえ小さな嘘でも、「騙された」「もう信用できない」と感じれば、今まで通りの付き合い継続は困難。特に、信頼していた人に嘘をつかれた際の虚脱感は計り知れません。
本当に友達と縁を切っていいのかよく考えよう
絶交を宣言したら、もう後戻りできません。
やがて冷静さを取り戻したときに、「何てことを言ってしまったのだろう」と後悔しても遅いのです。
なので、相手と縁を切ることで自分が失うものはないか、周りの人に悪い影響を与えることはないか、よく考えるようにしましょう。
どうしても我慢できないときに友達とうまく縁を切る方法
冷静に考えた上で「やっぱり付き合うのは無理」と思えたなら、縁を切るのもやむを得ません。
ただし、余計なトラブルになるのを避けるためにも、穏便に事を運びたいものです。
そうしたときに有効な“うまく縁を切る方法”は、少しずつコミュニケーションを減らすこと。
少しでも早く縁を切りたいからといって、いきなり連絡を絶ったり、着信拒否をするのは悪手です。
遊びの誘いには毎回異なる理由をつけて断ったり、LINEが来ても返事は時間を置いてから送るなど、さり気なくフェードアウトしていきましょう。
友達との縁切りにフェードアウトが有効な理由
あなたがいきなり拒絶反応を示したら、相手の怒りをかう危険性があるので、極端な行動は避けるべきです。
それに対して、たとえ誘いを断られたり、LINEの返事が遅かったりしても、あなたから何らかの反応があれば、相手は納得せざるを得ません。
そうしたことが続くなかで相手は「なんか最近冷たいなあ」と少しずつ違和感を覚え、やがては自分から距離を置くようになる――。
あなたが悪者になることなく、相手と喧嘩になることもなく、自然と疎遠になれる方法が“さり気なくフェードアウト”なのです。
特に、共通の友人を通してお互いの近況を知ることができる関係だとか、またどこかで顔を合わせる可能性がある場合は、平和的に縁を切るようにしましょう。
友達と縁を切る際は冷静になって大人の対応をすることが大事
嫌いな友達と縁が切れたとしても、喧嘩別れの場合は「なんかスッキリしないなあ」と感じることも少なくありません。
なので、その場の感情にまかせて衝動的に行動するのは禁物。
“縁を切る”という大きな決断をするときは冷静さを保ち、じっくりと時間をかけて行動に移すことが、何よりも大事なのです。