【今回の登場人物】
- 主婦:20歳で後の旦那と授かり婚。30歳から不倫開始
- 旦那:主婦とは大学の同級生
- 主婦の不倫相手:主婦の9歳年上。妻子持ち。出会いは出逢い系サイト
私は40歳の主婦です。20歳で“授かり婚”をしたので、もうすぐ子どもが成人を迎えます。
そんな私は30歳で不倫を始め、今年で10年。
ずっと同じ人を愛し、愛されてきました。
今では、私のことを一人の女性として見てくれるのは不倫相手の彼だけ。
旦那にバレない限り、私は今後も不倫を続けていきたいと思っています。
大学の同級生と授かり婚、そして主婦へ
旦那は大学の同級生でした。
キャンパス近くの飲食店でアルバイトをしている時に出逢い、間もなく交際に発展。
妊娠がわかったのは19歳の時でした。
私の両親は出産に大反対し、「将来のことを考えない男とは別れろ」の一点張り。
それに対して、旦那の両親は「ぜひ生んでくれ」「私たちも子育てに協力する」と言ってくれたので、最終的には生むことに決めました。
結婚式は挙げず、私は子育てと学業の両立は難しいことから退学し、主婦になる道を選んだのです。
旦那の協力が得られず一人で子育てする日々に涙
旦那と、旦那の両親が子育てに協力的だったのは最初だけでした。
旦那は授業とサークル、アルバイトで家を空けがちで、「たまには子どもの面倒を見てよ」と言っても「子どもと家庭のためにオレはアルバイトをして疲れてるんだ」とキレる始末。
子どもの夜泣きがひどいと旦那は家を出て、マンガ喫茶に泊まりに行ったり、そのまま2日くらい帰って来なかったり……。
当時、私は「本当なら私も楽しいキャンパス生活を送っていたはずなのに」と毎日のように涙を流していました。
それでも私は必死に耐え、精神的にボロボロになりながらも、愛情を注いで子どもを育てたのです。
もう一度、女としての喜びを感じたくて不倫の道へ
私の20代は子育てに明け暮れた10年なので、年相応のオシャレをした記憶がなく、同年代の独身の友達と比べたら、私は女性としての魅力を失っていたことでしょう。
旦那から体を求められることもなくなり、私はもはや“女性”ではなく、“母”になってしまったのだと感じました。
そうして月日が流れ、30歳を迎えた時、私は唐突に「女として生きる喜びをまだ諦めたくない」と思ったのです。
その結果、何をしたのかというと、出逢い系サイトを使って「不倫相手探し」。
すぐに相手は見つかりました。
私よりも9つ年上で、妻子持ちの人でした。
一回きりでもいいと思っていた関係が、気づけば10年
最初、私は一回きりの関係でもいいと思っていました。
「誰かに求められたい」という欲求が満たされるなら、相手は誰でも良かったのです。
でも彼は、時には手をつないで一日中デートをしたり、またある時はホテルでたくさん愛してくれたりして、私は心が満たされました。
お互いに家庭があるので毎日のように逢うことはできないし、二人で一緒に行けるところも限られてくる。ピンチ
そんな中でも何とかして逢う機会をつくり、心も体も燃え上がるような時間を重ね、気づいたら10年が経っていました。
何度もピンチを乗り越えたことで結ばれた不倫相手との絆
もちろん、この10年の間に何度かピンチはありました。
彼が奥さんに不倫を気づかれそうになったり、私たち夫婦が一時的に義理の両親と同居することになったり……。
その時は彼と逢うのをやめ、電話やSNSでの連絡も控えていました。
それでも、二人の縁は決して切れなかった――。
私たちは形こそ不倫ですが、もはやお互いに“なくてはならない存在”なのです。
夫じゃなく不倫相手の彼この先もずっと一緒に生きていきたい
この世に永遠なんてないのはわかっています。
でも今は、「私たちだけには別れなんて来ない」と信じて、関係を続けていきたいのです。
彼は、この10年で旦那以上に私を愛してくれた人。
そして、私に女としての自信を取り戻させてくれた人。
そんな彼を失うなんて、想像したくありません。