- 私:結婚10年で離婚
- 元夫:不倫した上に子どもができたが不倫相手との関係がうまくいかず……
- A:元夫の不倫相手
今から1年前の話です。
私は、結婚10年になる夫と離婚をしました。
原因は、夫の不倫。
10年の結婚生活のうち、半分の5年は、夫の不倫に対しての復讐に備えた5年でした。
夫が最もダメージを受けるであろう離婚をすることこそ、私の復讐だったのです。
夫の不倫が発覚した理由
夫の不倫が発覚したのは、私の女の勘が働いたからではありませんでした。
夫の不倫相手であるAが、図々しくも、私にコンタクトを取ってきたからです。
ある日、夫が仕事に出ている平日の昼間に、電話がかかってきました。
「○○さん(夫の名前)とお付き合いをしているAといいます」
Aは、私の家のすぐ近くのカフェまで来ていて、会って話がしたいと言ってきました。
信じられない気持ちで出向くと、夫と、ただならぬ関係である証拠として、二人で仲良さそうに写っている写真などを見せられました。
そして、Aから、衝撃的な一言。
「私、○○さんの子どもを妊娠しています。なので、別れてください」
私たち夫婦の妊活事情
私たちは、結婚してしばらく妊活をしていました。
ですが、なかなか授かることが出来ず、私は不妊治療を進めていました。
そんな中、一度妊娠をしたのですが、残念ながら流産。
Aが現れる数ヵ月前には、二度目の流産をしてしまい、心が折れてしまっているところでした。
そこに、Aから不倫と妊娠を告げられ……。
夫への怒りがこみ上げてきました。
夫も不倫を認めたが夫婦関係はそのまま継続することに……
夫にAと会った話をしたところ、不倫を認めました。
正直、顔も見たくないと思ったのですが、このまますんなり離婚をして、二人が生まれてくる子どもと家族になることを思うと、それだけは許せないと思いました。
そこで、私は復讐をすることに決めたのです。
このタイミングで離婚をするのではなく、夫にとって希望も何もない状態で離婚をしてやる、と思いました。
けなげな妻を演じた5年間は復讐のため
不倫をした夫を、私は責めませんでした。
それどころか、相手が妊娠をしているのだから、と、相手に逢うことを許し、向こうの家に泊まることにも文句を言わず耐えました。
ですが、離婚だけは承諾しませんでした。
夫は、自分の分は記入済みの離婚届を私に渡してきましたが、私はそれを受け取るだけで、サインはしなかったのです。
「気持ちの整理がつくまでもう少し待って……」など、しおらしいことをいうなどしてはぐらかしました
また、夫の好物の食事ばかりを作り、たくさん食べさせました。
普段は栄養面を考えていたのですが、好きなものを好きなだけ食べさせるようにしたのです。
そんな生活を、5年続けました。
すべては復讐のためです。
5年を経て整った復讐の準備
そんな生活を5年続けていると、夫は、私との生活に心地良さを感じるようになりました。
Aは、生まれてくる子どものことを考えて、夫に小言を言うことも増えたようで、徐々に夫が私にAの文句を言うことも増えていきました。
そして、ストレスを抱えて食事をするので量も増え、夫はどんどん太っていきました。
夫が見るも無残な体型になったところで、「健康が心配」とつぶやき、「働きすぎは良くないよ。私も働いているから、もう少し楽な仕事をして」と、低収入の仕事へ転職させました。
夫の給料はガクンと減りました。
※復讐※不倫ですべてを失った夫
ぶくぶくに太り、かつ、家にも寄り付かなくなった夫を、Aは見放しました。
夫が、「Aと別れた」と報告をしてきたので、私は、「そう。じゃあ、私たちも離婚をしましょう」と、以前受け取っていた離婚届を提出しました。
夫とAには慰謝料を請求しました。
収入の減った夫は、生活も貧しいものになりましたし、ブクブクに太ったせいで健康にも問題が出てきましたし、そんな状態で新たな恋人もできるわけがありません。
すべてを奪われ、夫はほぼ屍。いい気味でした。
夫からすべてを奪う離婚にするのに5年かかりましたが、私としては正直とてもスッキリした離婚です。