“嫁姑バトル”勃発の予感に戦々恐々としています…30歳になる同い年の妻とは、今年の6月に結婚しました。
一緒に住み始めて半年にも満たない、まさに新婚ホヤホヤ。
出逢いは、自分の転勤でした。
元々東京で働いていた私は地方へと異動を命じられ、3年ほど前に今の職場へ移りました。
そこで妻と出逢い、結婚に至りました。
結婚と同時に、私はこの地域を生活の基盤とすることに決めました。
新居は、妻の実家に歩いていくことができる場所です。
結婚後初めての帰省
お盆の時期になると、私の実家から「二人で帰っておいで」と誘いがありました。
ただ、私はお盆にも仕事が入っており、最終日しか休みを取ることができません。
すると、妻は、「私、先に行く。あなたは最終日に来れば?」と。
舅、姑のいる場に妻一人で行かせるのも悪いなと思ったのですが、社交的な性格の妻は気にしていないようでした。
母が怒っている……?
お盆最終日の朝、家を出て、お昼すぎに実家につきました。
妻は、同じく帰省していた姉とその子ども二人と一緒に、買い物に出かけていました。
久しぶりの実家ですし、ゆっくりしようと居間に腰を下ろしたときでした。
母が、「ちょっと話があるんだけど……」というのです。
息子なのでわかるのですが、母の声には怒りがこもっていました。
「なに?」
少し身構えて尋ねると、母は、妻への不満を次々にはき出し始めたのです。
母の口から出てきた、妻への不満
母の不満は、こんなものでした。
・数日間この家で生活をするのに、掃除や洗濯、料理など、家のことを一切手伝ってくれない
・みんなで食事中もスマホばかりいじっているし、家の中の写真を勝手に撮って、無断でSNSに上げている
・風呂の時間が長く、二時間近く占領された日もあった
母にしてみれば、もう少し周囲への気づかいをしてほしかったようです。
「一緒に生活をすると、やっぱり気になってしまう。今後も家族としてやっていくためにも、あなたからビシッと伝えておいて。いい?」
母ににらまれ、うなずきました。
妻の言い分を聞いてみると……
その夜、妻と二人になったとき、母からの苦情についてそれとなく聞いてみました。
妻が家のことを手伝わなかったのは、「よけいなことをして……」と思われたくなかったからのようでした。
また、母から一番風呂を勧められたようで、最近まで他人だった自分が入った後のお風呂に入るのは嫌かもしれない、と考え、一旦掃除をして、お湯を入れ直したそうです。
長風呂の原因はそれでした。
食事中のスマホやSNSへの写真投稿も、妻にしてみればお盆休みを満喫している記録のつもりだったようです。
無邪気な様子で、私にいろんな写真を見せてくれ、「素敵な実家でうらやましいよ」と笑っていました。
妻にも悪気はないですし、そもそも、妻なりに気をつかっていたようです。
妻の本心を母に伝えるも、スッキリしない顔
翌日、妻のいない隙を狙って、母に妻の気持ちを伝えました。
「至らないところもあると思うけど、わかってやって」とお願いしましたが、母は渋い顔をしたまま。
「とにかく、次に来るときはもう少し配慮してもらえるようにしてね」と釘を刺されました。
母は、決して妻を嫌っているわけではないのです。
不満を口にしたときも、「明るくて、社交的で、いい子だと思っている」と何度もいっていました。
だからこそ、不満を強く感じるということもあるのかもしれません。
嫁姑問題に進んでいってしまわないか心配な日々
母は、妻に対して直接不満をぶつけたり、意地悪をしたりということはありません。
妻も、「お義母さんはすごく優しいし、本当のお母さんみたい」と、のんきに笑っています。
今は良い嫁姑の関係ですが、お盆のときのように、お互いの想いがすれ違うことが重なると、いつか関係が悪化してしまうのではないか……。
新婚ホヤホヤにも関わらず、もうそんな恐怖を感じています。