両家顔合わせの場、非常識すぎる行動に唖然としたその理由は彼ママでした。
私は29歳。
2年前、私は当時付き合っていた彼からプロポーズを受けました。
付き合い始めて1年足らず。
少し早いかな、という気持ちもありましたが、彼のことが好きだったのでOK。
まさかそのあと、彼ママの非常識すぎる行動によって、とんでもない展開が待っていることも知らずに……。
彼ママの非常識すぎる行動:そもそもの始まりは彼の実家への挨拶
彼と付き合っていたとき、お互いに一人暮らしだったこともあり、それぞれの両親に紹介するということはありませんでした。
ですが、結婚となれば、しっかりと挨拶にいかなければなりません。
「お付き合い中に、一度くらい挨拶に来ておいたほうがよかったかも」と、緊張しながら彼の家へむかいました。
家におじゃますると、彼ママ主導で会話が始まりました。
はじめに「結婚をしようと思う」という彼の言葉で結婚話は終わり、あとは彼ママの独演会状態。
緊張していた私は、最初こそ会話に困らずありがたかったのですが、徐々にあることが気になり始めたのです。
それは、彼ママがする話の内容が、“人の悪口”と“お金のこと”がほとんどだということでした。
彼ママの非常識すぎる行動:だんだんと彼ママに会うのが億劫に……
結婚式などの打ち合わせもかねて、彼の家にお邪魔することも多くありました。
その度に彼ママが迎えてくれるのですが、口を開けば、「そのオプションはいくらなの?」と、お金のことに口をはさんでくることもしばしば。
「ご近所の○○○さんのところの娘さん、変な髪形で結婚式を挙げたそうよ~」などの悪口も、次から次へと出てきます。
(彼ママのこと、苦手だな……)
そう想いましたが、もちろん口にできるはずもなく、笑って聞き流していました。
両家顔合わせの場での非常識すぎる行動:両親への侮辱
結婚準備を進める中、私の家族と彼の家族との顔合わせの場を設けました。
私の両親と妹、彼のご両親、そして私と彼の七人です。
お互いの家のちょうど中間あたりにあるお店を予約し、ちょっとした和食のコースを用意しました。
私の両親を紹介したときでした。
彼ママは父の仕事を聞いたとたん吹き出し、「安月給で働いていらっしゃるのね」と一言。
父も母も、顔を引きつらせながら笑っていました。
両親に申し訳ない気持ちでいっぱいでした
両家顔合わせの場での非常識すぎる行動:妹へ、メイン料理を前に一言
コース料理のメインは、豚肉の和風ステーキでした。
その料理が運ばれてきて、みんなが箸をつけたとき、彼ママが急に笑い出したのです。
彼ママは笑いながら、私の妹を指さしました。
「まるで共食いじゃないの~」
私の妹は、ぽっちゃりしています。
その妹に対して、彼ママは暗に「豚」だといったのです。
私も、私の両親も、言葉を失いました。
妹も一瞬表情が固まりかけましたが、すぐに笑って、「本当ですね~」と。
心配で妹を見ると、妹は少し眉毛を下げて、二度小さくうなずきました。
「お姉ちゃん。私は平気」
そういっているように見えて、つらくなりました。
両家顔合わせの場での非常識すぎる言動に何もいわない彼
彼ママの暴言は、自分の家族をバカにされたのと同じですから、ショックでした。
ですが、それ以上に私を打ちのめしたのは、彼の反応。
「そんな失礼なことはいっちゃダメ」といった言葉は一切なく、ひたすら料理を食べ続けたのです。
彼パパも同じでした。
彼ママの暴言が聞こえていないかのように、涼しい顔をして……。
ぞっとしました。
この人たちは、人のことを平気で傷つけるんだ……と。
両家顔合わせの場での非常識すぎる行動に愛は消滅。結婚は白紙に
顔合わせの後、私は彼に、「彼ママのあの一言はありえない。どうして何もいってくれないの?」と抗議しました。
すると彼は、「母さんは、思ったことを黙っていられないんだ」といってのけたのです。
ダメだ。
私の中で、何かがプツンと音を立てて切れました。
「人を平気で傷つける人たちと家族にはなれない。結婚できません」
こうして、彼との結婚はナシになりました。
今でも、この決断は間違っていなかったと思っています。