相手の奥さんにばれそう…と思っていたら、案の定バレました。
私は30歳。数年前に離婚し、現在独身です。
彼とは会社で出逢い、一緒に働くうちに好意を抱くようになりました。
彼は7歳年上で、今月、子どもも生まれた既婚者。
不倫は許されない恋だとわかってはいますが、やめられません。
年末から始まった関係
私と彼はずっと同じ会社で働いています。
彼が私の先輩にあたるのですが、仕事ができる彼に、私は良い印象を持っていました。
彼も、私のことをよく気にかけてくれていて、かわいがってくれていました。
昨年の年末ごろですから、今から9ヵ月ほど前のこと。
彼の奥さんは妊娠をしていました。
身体の調子もいつもとは違うので、イライラすることが多かったそうです。
彼は、そんな奥さんと一緒にいるのがイヤになったようでした。
奥さんに対しての愚痴などを聞いているうちに、徐々にスキンシップが増え、キスをしたり抱き合ったりするようになりました。
奥さんがいる人だから、ダメ。
これ以上先に進んだら後悔する。
そういい聞かせ、踏みとどまろうとしました。
ですが、頭ではわかっていても、気持ちを抑えることはできなかったのです。
どんどん彼のことが好きになり、離れることができなくなりました。
修羅場！ 奥さんにバレてしまった彼との関係
年が明けても、私と彼は不倫関係を続けていました。
いつかきっとバレる。
でも、このままいけるかも。
そう思っていたのですが、GW明け、彼と逢っていたことが奥さんにバレてしまいました。
私は責められ、彼も怒られました。
「もう二度と逢わないと誓って」
奥さんは、彼に、私とは今後一切逢わないという念書を書かせました。
私は彼と同じ会社にいることはできず、会社を辞めることに。家も引っ越しました。
（もう彼とは終わりなんだ……）
不倫にはいずれこんな終わりがくる。
そう覚悟はしていましたが、想像以上につらく、未来が真っ暗になるのを感じました。
途絶えなかった彼とのつながり
もう逢わない。
そんな約束を奥さんと交わした彼ですが、その後も、周囲にバレないように私に逢いに来てくれました。
妊娠中だった奥さんの出産が近づき、奥さんが里帰りをしたときには、いつもより多くの時間を私と一緒に過ごしてくれたのです。
出産のときこそ奥さんに付き添った彼ですが、その後も、仕事終わりに私の家によって食事をしていくようになりました。
「大丈夫なの？」
そう聞く私を、彼はいつも優しく抱きしめ、
「君のことを一番愛しているから」
といってくれます。
ときには、朝帰りをすることさえありました。
続く不倫関係に芽生える不安
君のことを一番愛している。
家には帰りたくない。
一緒にいたいのは、君だよ。
たくさんの愛の言葉を、毎日のようにくれました。
身体を重ねることもあります。
（でも、この言葉は本当なのかな……？）
そんな不安が芽生えることもあります。
リスクを負ってでも逢いに来てくれる彼のことを、信じていないわけではありません。
ですが、どうしても不安なのです。
一度、彼に、奥さんと離婚してほしいと訴えてみたことがあります。
ですが彼は、申し訳なさそうな顔をして、「ごめん」というのです。
一度不倫が発覚し、夫婦関係をこじらせた責任がある自分は有責配偶者だから、離婚を申し出ることはできない、とのことでした。
その答えも、私を不安にさせました。
（彼は、奥さんと別れる気がないのではないか……）
私だけを愛してほしい
それでも彼は、私の誕生日を祝ってくれます。
「いずれ妻から離婚を切り出してもらえるよう、別居もする」
そんな言葉もくれます。
普通の人は、きっとこういうのでしょう。
奥さんのいる彼を愛することはいけないこと。
その彼を、自分だけのものにしようと略奪へと動き出すのも、もっといけないこと。
ですが、私はどうしても彼をあきらめられません。
奥さんではなく、私を見てほしい。
この先どんなにつらいことがあっても、彼と一緒にいたい。
私は、奥さんから彼を奪いたいのです。
