子どもを育てる中で、ママ友の存在はとっても心強いものです。
私にも何人かのママ友がいますが、実はその中の一人とママ友トラブルに発展してしまいました。
子ども同士の仲が良く、私も仲良くしていたつもりだったママ友だったので、トラブルによって本性が見えたときは愕然……。
ママ友が一生の友だちになったという人もいますが、私とその人は、友だちにはなれませんでした。
ママ友との出会い~きっかけは幼稚園
幼稚園へ通わせるようになった息子に、とても仲良しの友だちができました。
迎えに行けば、いつもそのお友だちの男の子と遊んでいますし、家に帰っても、「○○くんがね~」と楽しそうにお話してくれます。
今まで家族しかかかわりのなかった子どもに友達ができたということは、成長を感じられる部分で、とてもうれしかったんです。
夫も、「息子も大人になっていくんだなあ」と感慨深げでした。
仲良くしてくれるそのお友だちにも、そして、その子のご両親にも感謝の気持ちでいっぱいだったのです。
初めてのママ友
それまで私には、同じ幼稚園に子どもを通わせているお母さんたちと友だちになるチャンスがありませんでした。
子どもを送り届けると、仕事の都合ですぐに園を後にしていたため、会話をするタイミングがなかったのです。
ですが、ある日私が息子を迎えに行くと、いつも仲良くしてくれている子のお母さんが待っていてくれました。
「初めまして。息子がいつも、楽しそうに話をしてくれています」と声をかけてくれたのです。
その言葉をきっかけに、私たちはいわゆるママ友になりました。
子育ての不安、夫へのちょっとした愚痴など、いろんなことを話したり……。LINEで連絡を取り合うようになっていきました。
お泊り会をきっかけに頻繁に子どもを預かることに……
ある日、息子たちが、お泊り会をしたいと言い出しました。
ママ友も賛成だったようなので、私の家で一泊のお泊り会をすることに決まったのです。
息子たちはとても喜び、楽しそうにご飯を食べ、お風呂にも一緒に入り、仲良く布団に入って眠りました。
人様の子どもを預かるには責任もいりますから、正直疲れましたが、それでも二人の子どもの笑顔に癒されました。
そのお泊り会の後から、ママ友の様子が少しずつ変わりました。
何かというと、「息子を預かってほしい」というようになったのです。
仕事が忙しいと聞いていたので、できる限り力を貸していました。
ですが、ある日幼稚園へ息子を送っていくと、ほかのママ友からとんでもない事実を聞かされたのです。
「○○君のお母さん(ママ友)、頻繁に旅行へ行っているのよ。あなたに子どもを頼めてラッキーっていってたけれど大丈夫?」
話を詳しく聞くと、私に子どもを預けている日に、ママ友は一人温泉へ行くなど旅行を満喫していたのです。
「もう預かれない」というとママ友は逆ギレして……
こちらは、責任を背負って子どもを預かっていました。それなのに旅行って……。
私はベビーシッターではない、と思いました。
そこで、思いきって、「これからはあまり頻繁に子どもを預かることはできない」とママ友に伝えたのです。
すると、ママ友が豹変。
「友だちなのにやさしくない。ひとりぼっちだから声をかけてやったのに!」と……。
息子たちを引き離し完全無視……
それ以降、そのママ友が私に子どもを預けることはなくなりました。
それどころか、息子と遊びたいという子どもに、「あの子は悪い子だからダメ」といって引き離しているのです。
息子が寂しそうなのを見ると心が痛みます。
また、ママ友は私のことも完全無視をしています。
挨拶をしても目をそらされ、ときに、私の悪口をささやいているのが聞こえてくることも……。
今では、そんなママ友との友だち関係が続いたら、もっといろいろ大変だっただろうと確信しています。
息子にも、新しい友だちがはやくできるといいなと思っているところです。