結婚4年目を迎えた私は27歳、夫は31歳。
望んでいた子どもがなかなかできないことで夫婦関係は少しずつ冷めていき、夫には浮気の兆候が……。
そんな“夫への復讐”として私はSNSの裏垢に浮気の状況証拠を載せ、ストレスの発散をすることにしたんです。
夫への復讐の始まりは不倫の証拠が見つかったこと
私が夫の不倫を疑い始めた理由は、仕事からの帰りが遅くなったこと。
もともとお酒の付き合いや残業は少なかったのに、ある時期から外で食事を済ませてくることが多くなったのです。
それに、夫のスマホの着信音や通知音が鳴ることも増え、いつの間にかパスワードでロックをかける始末。
その後、夫の財布の中をこっそり見たら、男同士では行かないようなお店のレシートが出てきて、“疑惑”が“確定”に変わりました。
夫の不倫への復讐が静かにスタート
ストレートに「不倫してるでしょ?」と聞いても、素直に認めるわけがないので、まずは状況証拠をSNSの裏垢に残すことにしました。
不倫が疑われる、怪しいレシートやポイントカード。
車の中に落ちていた、私のものではない長い髪の毛。
そういったものを、一言コメントと一緒にアップしたところ、少しずつアクセスが増えていき、快感を覚えるようになった私。
その裏垢を友達にも見てほしいと思うようになりました。
友達全員が食いついた不倫の復讐アカウント
普段から主婦仲間で集まって話すことといえば、夫の愚痴やお金の話、芸能人の噂話など、下世話なことが定番。
そこで、「そうそう、こんなアカウント見つけたのよ」と例の裏垢をさり気なく見せたところ、友達の食いつきがすごくてビックリしました。
「これは絶対に不倫よね」
「うちの旦那の持ち物もチェックしなくちゃ」
なんて友達たちが盛り上がっているのを見て、楽しくなった私はアップする内容がさらに過激に……。
復讐アカウントの主が自分であることを匂わせる
夫のだらしない寝姿――。
ビリビリに破いた夫婦の写真――。
投げ捨てた結婚指輪も写メに撮って裏垢にアップしました。
そうした写真の背景を見て、「もしかしたら、アレあなたじゃないの?」と疑われることも想定の範囲内。
でも、私だと断定できるものは決して写さず、「似ているけど私の家じゃないわ」と笑ってやりすごしていました。
友達たちはうすうす気づいていたんでしょうけど、それ以上突っ込んでくることはなく、その後も私がアップした写真やコメントで大笑い。
そうした日々が続き、私は夫へもう一段上の復讐をしようと行動を起こしました。
私が不倫の事実を知っていることを夫に気づかせる
私は探偵事務所に行き、夫の素行調査を依頼。浮気している事実を突き止めてもらいました。
不倫の証拠写真などが手に入ったことで、もはや夫は言い逃れできません。
私は夫をジワジワと追い詰めることにしたのです。
「無料相談に行って来ました」と探偵事務所の封筒やパンフレットの画像を裏垢にアップ。
そして、その画面のスクリーンショットを取り、友達へ送るつもりが間違った体で夫のLINEへ「見てみて~」と送信。
既読がついたのを確認してから、送信を取り消しました。
ハッキリと言わないまでも不倫への反省の姿勢を見せた夫
夫は私の裏垢を最初から最後まで見て、かなり前から自身の不倫がバレていたのを知り、驚いたことでしょう。
その日、帰ってきた夫の表情は硬く、夫婦で交わした言葉は
「すまなかった」
「今後は大丈夫よね」
「うん」
という一往復半だけ。
以降、夫は早く帰ってくるようになり、浮気している様子は見られなくなりました。
夫への復讐はまだ終わらない……切り札を温存している妻
私は夫を許したわけではありません。
でも、もし再度裏切られたら、不倫の証拠写真を見せて離婚を迫り、慰謝料をもらう予定です。
そのためにも、裏垢では常に行動を監視していることを匂わせるなど、夫にプレッシャーを与え続けたいと思っています。