浮気や不倫なんて、自分には無縁の出来事だと思っていました。
だって、自分たち夫婦はうまくいってると思っていたから。
それなのに、不倫という形でパートナーに裏切られ、一瞬にして心がスッと冷めた僕は徹底的に制裁することに……。
妻を心から信じて愛していたからこそ、不倫なんて軽はずみな行動をした妻を許せないんです。
妻の不倫にまったく気づかなかった僕
同い年の妻とは5年間の交際を経て結婚。
その翌年には長男が生まれ、その後も夫婦円満で幸せな家庭を築けていると思っていました……僕は。
妻の行動に変化が起きたのは長男が小学2年生になった頃でしょうか。
昼に妻のスマホに電話をしても出なかったり、夜に子どもを置いて出かけたりすることが多くなったのです。
それもでも、「ママ友の集まりがあったの、ごめんなさい」という妻の言葉を信じ、僕は「付き合いが多くて大変だね」なんて呑気に返事していました。
制裁不可避？ 尾行によって妻の不倫が発覚
妻を心から信用していた僕が、なぜ妻を疑うようになったのか……。
それは妻がスマホを肌身離さず持ち歩くようになったからです。
以前はテーブルの上などに置きっ放しにしていた妻。
なのに、スマホをポケットに入れて持ち歩くようになったり、スマホをチェックする回数が明らかに増えたりしたことに気づきました。
「これは、絶対に何かある」
そう感じた僕は、妻から「明日、お昼にママ友の集まりがあるの」と言われた日に仮病で会社を休み、尾行することにしたのです。
妻にはバレないように出社を装って普段通りにスーツ姿で家を出て、うち（のマンション）が見える公園から玄関を監視。
妻が出かけるのを確認し、後をつけたところ、見知らぬ男と合流してラブホテルへと入って行きました。
不倫への制裁として妻に二つのことを要求
心のどこかで「妻は不倫しているのかも」と覚悟していたんでしょうね。
二人がホテルに入って行くのを見ても、「やはり、そうか……」としか思いませんでした。
そして、近くで時間をつぶし、二人がホテルから出てきたところで声をかけ、そこで初めて不倫相手が“ママ友の夫”であることが発覚。
動揺していた妻と不倫相手はすべてを素直に話し謝罪してきましたが、僕は「言葉じゃなくて行動で誠意を示してくれ」と伝えました。
僕が求めたのは、不倫相手が僕に対して慰謝料を払うこと。
そして、妻の両親へ不倫の事実を報告することの二つ。
子どものことを考えれば離婚は避けたいけれど、妻を許して今まで通りの生活を送ることなんてできません。
妻には今後“針のむしろ”の上で過ごしてもらう……それが不倫への制裁でした。
行動を改めた妻を見ても決して許すことはできない
ママ友（不倫相手の妻）から僕の妻にも慰謝料の請求があったようですが、「自分で用意できないなら、両親を頼れば？」と僕は妻を冷たく突き放しました。
その後、妻は余計な外出をしたり、ママ友の集まりに出かけたりすることが減少。
しかし、僕は決して安心していません。
家事を頑張ってくれているし、長男の面倒もよくみてくれるようになったのはうれしいのですが、それが“上辺の行動”に見えてしまうんです。
「妻は気持ちを入れ替えたのだろう」と安心したら、いつかまた裏切られるかも……。
そう感じている僕は、この先もずっと妻を許せないでしょう。
不倫をした妻への制裁は終わらない……むしろ今後が本番
長男の前では今まで通りに仲の良い夫婦を演じていますが、僕の本音は「早く別れたい」。
だって、妻のことはもう信じられませんから。
いずれ長男が成人したり、就職して家を出たりしたら、そのタイミングで離婚を切り出そうと思っています。
もちろん、そんなことを考えているなんて妻には伝えていません。
あと10年か、それ以上になるのか分かりませんが、私が離婚を切り出すまで、妻には罪を背負ったまま家庭のために尽くしてもらおうと思います。
