寂しいとき。
相手の愛が足りなくて不安なとき。
仕事でつらいことがあったとき。
恋人や友達に、「察してほしい」と思うことってありますよね。
「私のことを好きなら気づいてほしい」
「こんなに苦しいんだから、言葉にしなくてもわかってほしい」
って、感情が体の中におさまりきらないくらい叫んでいるのに、相手は気づいてくれない。だから、さらに苦しくなる。その繰り返し。
でもそれだと、どんどん自分を追い込む方向に行ってしまいます。
それに、相手だって、どうしていいかわからないという悪循環。
その連鎖を断ち切るために、恋人や仲間との人間関係をうまくいく秘訣を、今回はお伝えします!
人間関係を円滑にしたいなら相手の行為を見逃さない
人は、いつだって自分中心に考えてしまうものです。だから、「私はこんなにしてあげたのに」っていう発想になりがち。
でも、ちょっと待ってください。
実は同じくらい、もしくはそれ以上のことを相手はしてくれているのかもしれません。
ですから、「しなくても相手が困るわけではないけど、あなたのためにしてくれたこと」を見逃さないようにしてください。
例えば、エレベーターの「開」ボタンを押してくれたこと。
「大丈夫?」と声をかけてくれたこと。
デートのお店を探してくれたこと。
もっと言ってしまえば、行動だけではありません。“あえて”そっとしておいてくれたことだって、あなたのためにしてくれたことなのです。
これは、わかっているつもりになっていても、意外と見落としがちだったりもします。意識的に探すようにしてください。
まず先に相手のことを理解しようと努めれば人間関係も良好へ
相手のことが大好きであるほど、自分のことを気にしてほしいし、気持ちを試してしまうような行動をとりがちですよね。
でも、相手を試すような言動は、誤解を与えやすいですし、非常にリスキーです。
それに、逆の立場になったつもりで考えてみてください。
あなたの話を親身になって聞いてくれて、一生懸命理解しようとしてくれる存在がいたら、あなたも「大切にしなきゃ!」って思いませんか?
こうして、誰かから親切にしてもらったときに、自分もお返しをしなければいけないと思う心理を、「返報性の原理」と言います。
だから、相手にわかってもらいたくてあの手この手を使うくらいなら、あなたの方から先に、してほしいことを与える方が、実は早くて確実なのです。
円滑な人間関係は言葉にして伝えることから始まる
これは、当たり前のことですが、つい忘れがちなことです。
あなたの大切な人は、決して人の心が読める超人ではありません。あなたと同じ人間です。
「でも、私はあの人のことをわかってあげてるし!」と思ったとしても、それは本当なのでしょうか。
私たちは、自分のことでさえ、何を考えているのかを自覚できないときがあります。
ふとした出来事がきっかけで、「もしかしたら、こんなふうに感じていたのかもしれない」と気づいたりもします。
他人に指摘されたことが、思ってもいないことで驚くこともあるでしょう。
それに、気持ちというのはとても流動的なもの。30分前までは前向きだったのに、急に「いや、でも……」と後ろ向きになることだって普通にあるのです。
だから、相手の表面上の言葉や立ち振る舞いで分かった気になっていても、実は全然わかっていないのかもしれません。
私たちは、自分の経験上でしか判断ができないのですから、その人との関係は、その人と一緒に作り上げていくしかないのです。
つまり、「わかってもらおう」なんて一か八かの賭けに出るくらいなら、最初から言葉にして伝えるようにしてください。
「私の気持ちを察してほしい……」苦しい気持ちから抜け出して人間関係を円滑にするコツはいかがでしたか?
一見当たり前のことでも、視野が狭くなるとつい忘れがちになってしまいますよね。
でも、お互いにとって居心地の良い関係を作ることが、末永く一緒にいられる必須条件です。
人間関係に不満を感じたときには、ぜひ振り返ってみてくださいね。
人間関係が円滑になり、愛に溢れた毎日を過ごせますように!
監修占い師
ぺこぷん
俳協所属 ナレーター・プロ占い師
声優・ナレーターとしても活動中。 幼い頃より人を見ると味がするという特殊な共感覚をもち、高校時代から占いの世界へ。
西洋占星術・インド占星術・宿曜占星術・四柱推命・算命学・数秘術・気学・易・タロット・アストロダイス・姓名判断・手相・白魔術など東洋西洋問わず幅広く精通。
「占い天使オッティモちゃん」というキャラクターで、社会貢献活動にも精力的に取り組んでいる
俳協 ぺこぷん
プロフィール