離婚率が高くなっている現代においては、子連れ再婚を考えるカップルも増えています。
ですが、だからといって、子連れ再婚の不安が少なくなったということではありません。
子連れ再婚への不安
子供がいる恋人と結婚することを考えると、次のような不安が生まれるのではないでしょうか?
1.子供になついてもらえるか
2.血のつながりのない子供を愛し、親になることができるか
3.成長するにつれ、子供が自分に対する思い・態度を変えるのではないか
4.腹違いの兄弟姉妹ができたとき、うまくやっていけるか
子供の気持ちや将来のことを真剣に考えることができる人こそ、不安になってしまいます。
恋人の子供との関係の築き方
不安が解決できるものかどうかは、実際に先へと進んでみないとわかりません。
ですから、あきらめる前に、どうやったら不安を解消でき、恋人の子供と良好な関係を築けるのかを考えることが大事です。
ここからは、先に述べた4つの不安を例に、恋人の子供との上手な付き合い方や、持つべき意識を考えていきます。
子連れ再婚への不安1:子供になついてもらえるか
子連れの恋人との交際を始めた段階から、この不安は芽生えるものかもしれません。
「愛する人の子供には嫌われたくない」
そう思うのは当然です。
子供になついてもらえるかということを考える上で大事になってくるのは、「時間をかける」ということです。
「仲良くしてね」とぐいぐい迫っても、子供は身構えてしまうでしょう。
焦れば焦るほど、距離ができてしまいかねません。
ですから、まずは、顔を合わせる機会や時間を増やすことを意識してみましょう。
言葉を交わさない時間であっても構わないのです。
自分を好きになってもらおうと媚びを売ることはやめるべき。
子供は、シビアな目で大人の行動を見ていて、下心は簡単に見抜いてしまいます。
子連れ再婚への不安2:親になれる?
子供のいる恋人との再婚を考えると、立場的にはすぐに「親」ということになります。
すぐに親になるということは、とても不安なことかもしれません。
しかし、よく考えてみましょう。
出産をして親になる人も、言ってみれば、突然親になるわけです。
そして、失敗したり手助けをしてもらったりしながら、親として成長していきます。
子連れ再婚の場合も同じではありませんか?
初めから完璧な親にならなくても大丈夫。
もっといえば、最初は、「あなたのお父さん/お母さんの恋人」「友達」と割り切ったほうがうまくいくかもしれません。
大事なのは、「親」という肩書ではなく、「子供を安心させる存在になること」です。
子連れ再婚への不安3:子供の成長が怖い
子供が思春期を迎える頃、つまり、一般的にいう「難しい年ごろ」になったときのことを考えると、不安も強まることでしょう。
実際、難しい年ごろになった際の不安があるなら、早いうちからしっかりと対策を取っておくべきです。
対策とは何かというと、難しい年ごろになるまでに、子供とある程度本音で話ができる関係性を築いておくということ。
お互いの呼び方など、小さなことも決めるといいでしょう。
そうすれば、子供が反抗期などを迎えたとき、毅然とした態度で向き合うことができます。
そして、あなたのそんな姿を見た子供も、「血のつながりがなくても親なのだ」と納得していくはず。
反抗期は、「子供が愛を確認する期間」なのですから……。
子連れ再婚への不安4:腹違いの兄弟姉妹ができても大丈夫?
恋人と再婚すれば、子供を望むようになるかもしれません。
その場合、大事になってくることは、子供を作るかどうかを大人だけで決めないことです。
子供が小さい場合であっても、大人からの質問を理解できる年齢であるならば、「弟や妹、ほしい?」と聞いて、意思確認をすることが大切です。
子連れ再婚の場合はとくに、子供を蚊帳の外にせず、「みんなで考えること」が大事になってきます。
家族になる上で大事なことは、互いに信頼しあえるかどうかです。
特に、子供が「自分は愛されている」と感じられるかどうかが、相手の子供と自分との関係性に大きく影響します。
先を急がず、背伸びをせず、誠実な態度で子供と向き合う。
信頼を得るには、これが欠かせないのです。