- 私:32歳。結婚7年目、子なし。専業主婦から保険営業へ
- 旦那:束縛をしない人
- 私の不倫相手:既婚者。私と同い年。
主婦が浮気に走るのは、刺激のない毎日に物足りなさや寂しさを感じるからではないでしょうか。
実際、私もそうでした。
結婚7年目、32歳の専業主婦として退屈な毎日を送っていた私は、旦那の承諾を得て働きに出ることにしました。
友人の紹介で保険の営業として働き始めたのですが、その職場で出会った男性と不倫関係に陥ったのです。
私の指導役は同い年で既婚者の男性
出会った当時、彼は私と同じ32歳で中学生のお子さんを持つ既婚者。
中肉中背で決して女性の目を引く格好いいタイプではありませんが、柔らかい雰囲気と誠実な言動がまさに「営業の鑑」という感じでした。
仕事をイチから教わるにあたり、常に彼と一緒に行動していたのですぐに距離が縮まり、同い年かつ共に既婚者ということもあって意気投合。
仕事帰りに軽く食事をして、お互いに家庭の愚痴をこぼして、「分かる分かる」と笑い合うなんてことも少なくありませんでした。
旦那とは全く違うタイプの彼に好意を抱く
旦那は私を過剰に束縛することはなく、その点では感謝していましたが、逆に言えば私に対して執着心がないというか、無関心というか……。
子供ができなかったこともあり、結婚生活が続く中でお互いへの愛情が少しずつ薄れていくのを感じたものです。
それに対して不倫相手の彼は愛妻家かつ子煩悩なので、時に家族写真を見せてきたり、楽しかった家族旅行の話をしてきたり……。
そうした彼を見て「こんな人が旦那だったら幸せだろうなあ」と感じ、それがいつしか恋愛感情に変わっていき、私は行動を起こしました。
出会ってから約半年後、彼と協力して大きな契約を取れた際に「二人でお祝いの食事会でもしませんか?」と誘い、その日に私から告白をしたのです。
私からの突然の告白に拒否気味の彼だったが……
「私、あなたのこと好きになっちゃったみたい」
今思えば、恥ずかしいくらい子供っぽい告白でしたね。
あまりにも突然のことで彼はビールのジョッキを持ったまま固まってしまいました。
「迷惑はかけないから付き合ってくれませんか?」
「……オレが既婚者なの知ってるよね?」
「知ってます」
「だったら……っていうか、そもそもオレなんかのどこがいいの?」
一緒にいると心が安らぐことや男性として魅力を感じていることを私は力説しました(笑)。
最初は「無理だよ」と拒否していた彼ですが、私が「じゃあ少しずつ仲を深めていきましょう」と提案すると、「え? あ、うん」と頷いたのです。
W不倫長続きの要因はお互いに負担をかけない関係
その後、周りの人に勘付かれないように気をつけながら、ことあるごとにスキンシップを図ったり、好意を伝えているうちに彼も受け止めてくれるようになりました。
そんなある日、仕事帰りの夜、私が目配せしてからホテル街へ歩みを進めると彼は拒むことなく、そのまま私たちは体の関係を持ちました。
こうして始まったW不倫は、決して情熱的なものでもドロドロしたものでもなく、ちょっとした非日常を味わう関係です。
二人とも、パートナーと別れるつもりはありません。
私は旦那との関係が希薄になった寂しさを紛らわすため、優しい彼に癒やされたい――。
彼は、円満な家庭とはいえ、時には不満やストレスが溜まることもあるので、私と一緒に過ごす時間で息抜きをしたい――。
そんな関係だからこそ何のトラブルもなく、長続きするのでしょうね。
W不倫を長続きさせるコツは“これ以上つかず離れず”
正直、葛藤はあります。
「私たちの関係が夫や彼の奥さんにバレたらどうしよう」とか、「いつか『結婚したい』って本気になったらどうしよう」なんて怖くなる瞬間があるんです。
でも、今の距離感だからこそ仕事や家庭に悪影響を与えることなく日々を過ごせるし、穏やかな心を保つことができるのでしょう。
だから、これからも今の距離感を大切にして、一日でも長く彼との関係を続けたいと思っています。