既婚者同士、あるいは、どちらかに家庭がある者の恋。
そんな恋に身を焦がしている人は、口をそろえて「つらい」といいます。
本来、楽しいものであるはずの恋ですが、不倫となると、楽しさよりもつらさを感じることのほうが多くなってしまうようです。
不倫の際に耐えなければならないつらさとは、一体どのようなもの?
どうして、不倫の恋はつらいの?
不倫に悩むあなたと一緒に、考えてみようと思います。
不倫愛が辛い理由1:心が満たされない
不倫の恋というのは、人目を忍ばなければなりません。
バレてしまうことで、永遠に離れ離れになってしまうかもしれないからです。
そうなると、自分たちの気持ちだけで、デートをしたり接点を持ったりすることが難しくなるでしょう。
連絡をするだけのことにも、あれこれ考えを巡らせなければなりませんし、我慢しなければならないことも多いのです。
本来、恋人関係であれば、逢いたいときに「逢いたい」といい合ったり、人目を気にせずに寄り添い合ったりすることができます。
ですが、不倫愛ではタブー。
特別な想いでつながっているのに、ただの友人のほうが親密な関係を築けるような気もしてしまう……。
「できないことが多い」というのは、恋愛において、かなりつらいものなのです。
不倫愛が辛い理由2:信用することが難しい
普通の恋愛で、恋人が別の人と親しくしていたり、デートをキャンセルしておいて別の人と逢っていたら、関係に亀裂が入ってしまうこともありますね。
では、不倫愛の場合はどうでしょうか?
家庭があるとわかった上で不倫関係に進んでいるわけですから、家庭を優先してデートをキャンセルされても、普通の恋のように相手を責めることは難しい。
すると、
「本当に愛されているのかな?」
「じつは遊ばれているだけなんじゃないかな?」
「結局は、配偶者には勝てないんだ」
といった想いが募っていくでしょう。
不倫愛は、たとえ相手をどれだけ愛していても、信じて待つということが難しい恋です。
どうしても、相手の愛情を疑ってしまうため、不倫愛はつらいのです。
不倫愛が辛い理由3:罪悪感がついてまわる
道ならぬ恋をしていると、どうしても避けられないのが「罪の意識」。
愛してはいけない人を愛してしまうことで、少なからず、誰かを傷つけることになります。
自分に家庭がある場合は、家族を裏切っているという罪悪感も……。
相手に家庭がある場合、相手の配偶者や家族への申し訳なさもわいてくるはずです。
人を傷つけるとわかっていながら愛さずにはいられない。
それは、とても苦しく、つらいことです。
不倫愛が辛い理由4:未来を考えると怖い
好きな人と想いが通じ合うと、明るい未来を想像するもの。
交際や結婚をあれこれ考えることは、楽しいでしょう。
ですが、不倫愛となると、「関係が周囲にバレたらどうなるのだろう……」といった恐怖や不安が大きくなりがちです。
今ある自分の立場が崩れてしまうこともあります。
未来が見えないだけでなく、今あるものがなくなってしまうリスクを考えると、怖くなる。
愛し合っていても楽しい未来が想像できないために、不倫愛はつらいのです。
それでも愛さずにはいられない?
不倫になってしまうなら、あきらめる。
そう気持ちを切り替えることができるならいいのですが、簡単にはあきらめられないということもあります。
「この人しかいない!」と想うのなら、これらのつらさに耐える覚悟と忍耐が必要です。
生半可な覚悟で乗り切れるほど、不倫愛は簡単な恋ではありません。
つらくても容易には抜け出せなくなることだってあるでしょう。
それでも愛していこうと想うのであれば、それは本当の愛情なのかもしれません。